コンテンポラリーな切り口
以前から気になっていたデジタル一眼レフを買ってしまった。もう30年も前から持っているペンタックスが、ミラーや測光が不調になり殆ど開店休業で修理も結構な見積もりがでてきてどうしようかと迷っていたが、この際エイッと買ってしまった。新発売のペンタックスのK100D というのだが、望遠レンズを昔のネジマウントのペンタックスSPF用に持っていたのをKマウント変換リングさえ介せればとにかく使える、と思ってみたのだけれど、実際にやってみるとこれがやっかいで、簡単に新しいAF標準レンズと昔のマニュアルのタクマーレンズを換えながら撮影なんてことは止めた方がいい感じだ。出来なくはない、というのが正しいが、逆には、とにもかくにも30年も前の部品と互換性を何とか保っているだけでも立派というべきなんだろう。昔の望遠を付けても手振れ防止が見事に機能するあたりはなかなか役に立つ。(添付のアキアカネ;タクマー200mm+テレコンバータ、午後6時過ぎ、手持ちで撮影)。
ともかくデジタルの新しい道具は、現代そのもののコンテンポラリーな切り口があって色々刺激的で、そこらが実は一番楽しい。
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コメント
デジタル機器は、往々にして「冷たい」「無機的」といった形容詞で評されることが多いですよね。
soraさんのコンテンポラリーな魅力論は同感です。所詮、道具ですからそれをどう発展的な利用をするかは使う側の創造力そのものかと思います。
無限に発展する可能性を秘めている道具と考えればこれほど楽しいオモチャはありません。
一方、アナログ機器の人の身の丈にあった機器類の魅力も依然としてあるんです。
結局、ただのメカ好きと評されることが多いです。
あれもこれもと欲張ってsoraさんがいつもおっしゃっているように、手が肩が目が耳が足りないんですよね。これをどうにかしないと・・・。
投稿: うめ | 2006年7月27日 (木) 22時58分
うめ様
アナログの世界といえば 写真よりスケッチの方が向き合える感じがあって、デジタルの世界から距離をおきたくなることもしばしばです。でも思ったようには描けない。
メカトロニクスな世界に漂いながら感じたことをどこかにカチリと落とし続けるしかないのかな、と思ってしまいます。
しかし、物いりです、300mmズームも新たに手配してしまいました。肩も無いのに。。。
投稿: sora | 2006年7月28日 (金) 22時36分