重なり合う次元
週末、鶏頂山の枯木沼あたりに出かけていってみたら、この時期やたらビンズイが現れて美事な囀りを聞かせてくれた「binzui.wma」をダウンロード 。ビンズイはビンビンズイズイと鳴く、というDVDのせりふが頭に刷り込まれているせいか、ミソサザイと聞きまごうばかりの鳴き声とは思ってもいなかった。鳴いているところをまじまじと見て確かめたから、これは確かにビンズイだ。また一つ学んだ。このような出会いがなければ、この声は自分にとってはミソサザイのままで有り続けたに違いない。出会わない、というパラレルワールドに住む自分が直ぐそこにいる。
昼前の帰り道、クルマで九十九折りを下りきったあたりから土砂降りの雨にあった。ワイパーをフルにしても力不足だった。あとでアメダス雨量を調べてみたら、近くの五十里が一番多くて時間雨量6mm、感じでは50mmくらいの勢いで、すぐに道路の冠水が始まったのだから6mmとは少なすぎる。局地的豪雨とはこんなもんなんだ。遭遇した人のみがあっと驚くが、遭わない人にとっては存在しないも同然だ。
このようにして僕らは重なり合う次元を生きているように思う。
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