庭で望遠レンズのテストをしていたら突然オニヤンマが現れた。ノシメトンボやアキアカネばかりが飛び交う庭の目の前を巨大なトンボが10mくらいの距離で直線的に往復飛行をはじめた。人間がいるのを恐れないばかりか威嚇する風情さえ見せる。レンズを向けるとレンズに飛びかかってくる。時折小さい羽虫がふらふらと飛び出すとすかさず向かって一気に捉えてしまう。往復運動は獲物を待つ待機飛行のようだ。風下に向かうときは羽ばたかず高速で滑空している。しばらくしてやっと柿の木の枝に止まったところにカメラを向けるとこちらをにらんでいる。これはすごい。
頂点に立つとトンボだって何だか始末が悪い。
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