暗闇が身近になると
オリオン座流星群が4日後の10月22日頃に極大を迎える。今年は新月に当たって条件がよい。オリオン座流星群はハレー彗星の落とし物から構成されているといわれるが、20年前のハレー彗星のぼんやりとした霞のような姿を思い出すととてもそれが20年にも 渡る長い尾を引いていたとはなかなか理解が届かない。76年で1周するのがハレー彗星なんで、もはや見ることはできないか、とも思えてこれが最後の見納めと思うと見ておかねば、という気がしてくる。ハレー彗星を2度見れる人は殆どいない。
こんな周期だから彗星が生命の材料を運んでいるというのももっともらしく聞こえる。
遺伝子に書き込まれた最大寿命は一体何を意味するのだろうか、と時々思う。もしかしたら、種全体の寿命もどこかに書き込まれているのかもしれない。遺伝子の仕掛けを少しかじると、これが進化論と両立するのだろうかという気がしてくる、自然淘汰が遺伝子に複雑な記述を書き込んでいく有様がとても想像できない。誰かが書き込んでいったと思いたくなる。
多分人類がまだまだ知らないことが99%あって、理解できているのはほんの1%なのではないか。
夜が長くなって暗闇が身近になると、とりとめもなくこんなことに思いを巡らせたくなる。
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