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2006年11月25日 (土)

清新な秋が

数日前のことだ。いつものように通勤のクルマを走らせて角を曲がるとカラスだ。ハシブトガラスらしきカラスが5-6羽ログハウス展示場の電線にのっている、いままでここでは見たことがなかった風景だが今日は休日出勤だからこんなこともあるのか、とやり過ごしてもう一度角を曲がると向こうの空に転々と黒い物がとまっている、またカラスか、と思って、はっとする、これは変だあんなところに電線はない、もう一度よくみると熱気球だ、茂木で世界選手権大会が開かれているのがここまで飛んできたんだ。停まって数えると60機くらいが浮いている。これはすごい。
気になっていて今朝は休みなんで、早起きして茂木まで出かけた。快晴で風がない。絶好の気球日和だ。地上はたちまち気球の送風機とバーナーの音であふれ、次々にローンチしていく。頭上が気球で埋まる。先週のマガンではないが、数が揃うと壮観だ。落ち着いて見て堪能しては映像に落とす。慌てて写真やらビデオやら振り回さなくてもゆっくり動いてくれる、これはいい。
Kikyu 低い山と谷を越え僅かな風を読んで高度を変えてじりじり目標の地点に接近していくのが丘の上からみてとれる。競技も最終日でヒートアップしているに違いない、しかし、そんなことには関わりなくおだやかさに満ちた空気が流れていく。

帰り道晩秋の益子の里を気球を追いながら走る。こんな日は北関東の清新な秋が代え難いように思えてきて、さまようように走ってしまう。

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