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2006年12月14日 (木)

鳥と飛行力学

航空機と鳥という題での講演がやっと終わったがまだまだ分からないことが多くてここで止めてしまうわけにもいかない。例えば鳥の間欠的羽ばたきだ。大型の鳥は決してその様なことはしないが小型の鳥はほとんどが間欠的にはばたく。東先生の本には式で細かい議論が記述してあるがいまひとつぴんとこない。疲れないように、というのであればはねを全部折り畳んでしまうのはいかにもやりすぎで、大型の鳥と同じようにはねを広げたまま滑空すれば済むことのように思える。間欠はばたきそのものは、昔クルマのマイレージOojyurin6_1 Oojyur5_1 マラソンというのに出場したことがあるが、ここでもエンジンを間欠的にon-offしたほうが燃費がよくなった記憶がある、エンジンが大き過ぎるときはこんな感じになる様に思う。翼を畳むのは、恐らく、比較的高速(揚力係数の小さいところ)では翼の濡れ面積による抵抗がかなり重い物に感じられて、どうせL/Dは低いので、翼を畳んでしまった方が抵抗が少なく気持ちよく飛べるのだろう。ただ、姿勢の制御は尾翼にのみ頼ることになる。尾翼はどう動いているのだろうか。それとも主翼が不完全に畳み込まれて制御を助けているのだろうか。今度よく見てみよう。

考えていくことが面白い。

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