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2007年1月21日 (日)

予報が外れて

気象予報士となって時々後ろめたい気持ちになる時がある、予報が外れて実害が及ぶ時0121a_1だ。今週日曜に,少し離れた山に鳥見に行く予定だったのだが、今週はじめの気象庁の予測計算と米国NOAAの予測計算 の双方から、日曜日雨で荒れる確率高し土曜ならOK、との予測を流して、土曜に変更された、勿論都合がつかない人が出てきた。ところが週後半になって日曜は晴れそうな予測計算に突然変わった、こんなことは滅多にない、週はじめの気象庁の計算の解は初期値を変えたアンサンブル評価でも安定していて信頼が置けそうに見えていたのに、である。もはや時既に遅しでそのまま土曜日に鳥見に出かけた。この日は予想通り薄0121b_2 日で,お目当てのヒレンジャクこそ出なかったもののオオマシコ他色々鳥も出てまずまずだったのだが、問題の日曜日はなんと気持ちの良い晴天となった。日が変更になって行けなくなった人には申し訳ない。勿論、予測の数値計算を自分でやっているわけではないので責任は背負いきれないのだが何とも後味が悪い。
恐らく、北からの寒気の張り出しが不安定で一方今年の冬は南の海洋の温度が高く南北の気温の差が大きくて解が不安定になりやすいのが原因だろうがそれにしてもやや不可解だ。

しかしそう愚痴ばかりも言っていられない。10年前にはここまでインターネットで色々な情報が個人に得られる時代になるとは思っていなかった、10年後には今の気象庁の使っているスパコンが個人の机上のパソコンの能力に負けるくらいになり、又、リアルタイムの観測データも手軽に入手できるようになるのではないだろうか、その時初めてまともな自分なりの予測が立てられるように思う。その日がくるまでなんとか知識を磨いて予測を続けるしかないのだろう、逃げないように正面から向かって。

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