あと100年たってもまだまだだと誰かが言ってそうな
室内用赤外線コントロールのラジコンというのが最近売られていると知って 早速取り寄せてみた。タカラトミーのエアロソアラBird Wingという、3.5gの、まあ おもちゃだ。機体搭載のコンデンサーに乾電池から充電して電動モータでプロペラを回して飛行する、これに赤外線リモコンをあてて操縦する、というもので、パワーコントロールとラダーコントロールができる。風が全くなければ屋外でも勿論とばせる。室内で飛ばすには3m3m高さ2mの部屋なら可能とうたっているがどうももっと天井が高い部屋が適しているようだ。充電終わってフルパワーで上昇させてゆっくり下ろしていくようにすると長く飛ばせられるみたいだが、2mの天井ではすぐ当たってしまう。部屋の中で一人で投げて直ぐコントロール始めるのも忙しくてなかなか慣れてこないが、とにかくよく作ったものだと思う。この分ではこれをもう少し性能を上げて自動制御にすれば、超小型のMAVとなってしまう。小さい物は飛び安いというのが2乗3乗法則にのる自然界の摂理だが、人工物でも軽く小さく出来るようになってきて やっと小さい物ほど飛びやすい、というところにさしかかってきたようだ。もう一つか二つ技術のブレークがあれば世の中に蝶やハエや蜂のような人工の飛行物体が充満する時代が来るように思える。
つい最近ワンセグ付きカーナビを買ってしまった、こちらも小型軽量で、メモリーにはSDカードを使っている。サンヨーのミニゴリラ(NV-M15DT)と称 するものでごく最近出てきた物らしいが、安い(5.5万円@オートバックス)のもあって、エイッと衝動買いしてしまった。ワンセグは赤城山の山中でも良く写るし、ナビゲーションもちゃんとやってくれる。ともかくある種のストレスは和らげられる。確か1990年頃のモーターショーで突然カーコンポ各社がGPSカーナビの試作品を出してきたと記憶するがその時にはGPSは最先進の軍事宇宙ベースの技術で、クルマに積むとは殆ど冗談のように感じていて、まさか直ぐにこれほどまでに広まるとは思ってもみなかった。
1965年にインテルのムーアによって提唱された有名なムーアの法則――18ヶ月で半導体の集積度は2倍になる――は未だに成立していて、これに従って人工物のマイクロ化高性能化が着々と進んでいるようにみえる。いつになったらムーアの法則が、もうできない、というところまで来るのだろうか。バイオテクノロジーと混然一体となるところまで突き進むに違いない。こんなに進んでいくものなら、頑張って150まででも生きていきたいものだと思ってしまう。
エアロソアラだってしばらく飛ばしていると、飛行時間も短いし単純だし もういいか、という気がしてくる、ミニゴリラだって、良く知っている近くの道順は、何でこんな回りくどい道順を指示してくるのだろうもっとよく考えなさいと言いたくなる、技術はまだまだだ、あと100年たってもまだまだだと誰かが言ってそうな気がする、そうでないと面白くない。
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