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2007年2月 5日 (月)

ヒレンジャクを探しに

この間赤城までヒレンジャクを探しに行ったが会えずじまいでやはり気になKaki っているので近場の県民の森に出かけることにした。県内ではここが確率が高いと教わった気がしている。

ミニゴリラというカーナビを買ってみたので色々出かけてどう案内するのか見てみたいのもある。味気ないように思っていたがルート検索ソフトも必死に動いているのでなんとか使ってやりたい。普通行く道順とは大分違うけれども、指し示した道順でとにかく行ってみることにする。天気は良く晴れて からからだ。宇都宮インター近くから293号に導かれる。普段使う道よりすいていて走りやすい、カーナビも馬鹿に出来ないな。

尚仁沢に向かう小道を右へ折れて、思いの外楽に到着した。駐車場にはクルマが1台あるだけで静かだ。駐車場から沢に沿った遊歩道に下りて行くが、なんとなく居そうにない気がしてスコープはクルマに置いていく、これがいけないのかもしれない。散策路を上流に向かって歩く。何も居ない。冬の落葉樹林には実もなくてカラ類さえもでてこない。しかし風もなく天気も良くて気持ちがいい。見上げると針のように細い小枝が繊細な風景を作り出している。時々かすかに高い声が聞こえる気がして、ゆるやかな時間の流れにひたる、なにもでなくても構わない様に思えてくる。

ヤドリギが付いた木を見つけては暫く待ってみるが何も来ない。前からスコープを抱えた夫婦が下りてくるので すれ違いざまに、ヒレンジャク居ますか、と声をかける。見ないけれども案内所の連絡板に21日にヒレンジャクが出たとあったと教えてくれる、やっぱり来てはいるんだ。こちらは何も居ないというとがっかりして行ってしまった。沢の小道から舗装路に上がったあたりにヤドリギがたくさんついた立派なコナラがあった、ヤドリギには実が無いようにも見える、ヤドリギなんて九州では見たことがなかった 北のものなんだろうか、そんなことを話しながらとにかく木の下で待ってみる。やっぱり来ない、あたりをぶらぶらしていると鳥の気配有り、アカゲラだ。どこかほっとする。メタセコイヤなんかを見ながらゆっくり下っていくと、大きなイヌブナにたくさんヤドリギが付いているのを見つけて暫くみているがやはり居ない。シジュウカラがエサ台に群れている案内所に着いて連絡板を見たりしていると奥から人が出てきて、ヒレンジャクを1-2羽見たという人が今日もいた、写真も撮ったらしい、ブナとコナラの間を行ったり来たりしてるみたいだ、と教えてくれる。それでは、と引き返してみるが、やはりいない。1-2羽では群からはぐれたのだろうか、食べ物の少ないこの時期には鳥も必死なんだろう、都合良く現れなくともしかたがない気がしてくる。

帰り道、羽田沼まで足を延ばしてハクチョウの様子をみてみる、いつもの風景で鳥も人も多い。エサを与えないで、と注意書きがある横で 守る会 の上着を着た人がエサを蒔いている。勝手にやるな、ということなんだろう、エHakucy サがもらえるから鳥も来るんだろう。

しばらく見て引き上げる、帰りはナビの指示は全て無視していつも使っている道を走る。そのうちにナビの指示もこちらの積もりに合ってくる。

そうかエサ台か。庭の木に置いていたエサ台が無くなって久しい、これは作ってやらねば。エサをもらって野生を段々失うのかもしれない、しかし飢えた野生を楽しむ人間は残酷だ、いつくしみがない。とにかく少しは見栄えのいいエサ台を急いで作って庭に刺してみた。そのうち食べに来てくれればいい、スズメであれシジュウカラであれジョウビタキSbko であれ。

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