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2007年3月26日 (月)

鳥見の難しい気象予報が

前の日曜日、久しぶりの春の荒れた天気が丁度日光の鳥見の日にぶつかって、難しい予報を強いられることになった。

大体の予想では荒天で、中止してしまうのは簡単だが出来る行事をつぶしたくない。週間予報の段階では日本の予測計算と欧州、米国での予測計算結果をいつも見比べているのだが、欧州の結果の信頼感がやや高いように思う。なぜだかよく解らない、観測値の組み込み方がよく出来ているのかもしれない。欧州の計算では荒天の関東通過を土曜の夜から日曜の早朝あたりと早くから予測していた。2日前くらいに概ね各国の計算が揃ってきたが、北関東は午前中雨の確率がやはり大分高い、気象庁のRSM計算では北関東のポイントでは24時間前になってきてもしっかりした雨が午前中一杯続くと予測している、が米国計算では雨そのものは弱そうになってきた。難しい。それに、程度問題だが、日光は南西風が強い状態での崩れでは雨は弱い。周りの山が盾になってくれる。ここを見極Uryou めないと簡単に中止するのには抵抗がある。そうはいっても間近になってテレビの天気予報が荒れた雨を連呼するようになると違う予報は出すのが難しい思いがしてくる。休日をつぶして遠くから来る人もいる。色々考えて、結局前日中止は、やめにする。さて当日、早 朝から雲の動きを見る。関東内陸までは強い風は入り込んでおらず、強い南西風のもたらす雨雲は長野の山岳部で食い止められている、漏れてくる雨雲のラインは宇都宮までは来るが日光は依然周りの山に守られていて殆ど降っておらず、このままじわじわ崩れが弱くなる方向に見える、どうやらなんとかなりそうだ。雨の降りしきる宇都宮をクルマで070325900a出て日光へ向かうが大沢まできても雨が止まない、これはまずいか、と思って更に西へ進めると今市の中心部くらいでやっと小止みになってきた。目的地では殆どあがってこれならできる、とにかく安心できた。結果的には概ねメインの予測は当たったがかなり肝を冷やした。

素直な心でないといい予報はできないといわれる、自分の身に直接降りかかるこんな時は素直にはなれないのだけれども、ギリギリまで考えるだけ何かが見えてくる気がして少し知恵が増えたようで、いい。

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