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2007年4月18日 (水)

春はどこへ行 ったのか

春はどこへ行Kion071 ったのか、花も散ったがはなびえは続く。世界的に見ても日本だけが寒いわけでもなくアメリカ東海岸もかなり寒い。

図は宇都宮の3,4月の気温推移の平年比較だが、これをみると、この時期このくらいはおかしくもない、平年のまわりをばたばたしている程度で今までがエルニーニョのせいもあり、暖かすぎたということのようだ。この先はどうなのだろうか、ペルー沖の海水温はこのところ低くなってきていてこのままラニャーニャに移行しそうにみえる、そうなると、今の東日本の低温、多雨傾向はAnomnight4172007まだしばらく続くことになる。エルニーニョ・ラニャーニャは今まで繰り返し起こっていることであり、この程度の変動は異常ともいえない、当たり前の自然の姿と思う。
低温になると温暖化の話題も下火だが、マスコミの取り上げ方を見ていると近頃は少しの変化にも敏感になっているように思える。

気候変動の原因は、CO2もあるが、オゾン層破壊もありうる。オゾン層が破壊されていくと高層のオゾン層による太陽光の吸収がなくなり、熱圏も成層圏も消失して大気全体の構造が 変わってしまう、上空に寒気がいつも居ることになって大気が不安定化しやすくなるだろう。今のところオゾンホールは極地の春に数ヶ月出現するだけだが、次第に大きくなっているようにも見える。CO2ばかりに注意を集中しているのも少し危険な気がする。
いずれにせよ、条件が変わって変動する気候は自然の法則から当然なのだが、これが気に入らないと思うのは人類のエゴイズムではないかと思える。変動する自然をねじふせようとせず、折り合わなければ、結局は人類は存在しづらくなる、これはどうしようもないことだ。海岸線が前進すれば奥地に住み、暑くなれば涼しいところを求めて住む、今住んでいるところにこだわっていては自然とは折り合えない。
一瞬一瞬の現実はもう戻らない、過去が未来になだらかにつながると考えるのは幻想でしかないのではなかろうか。

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