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2007年6月 5日 (火)

積み立てられている年金はどこへ

Photo297   近くに健康の森という、公営のスポーツジムのある運動施設があって週1回は最低でもトレーニングに行く。機械トレーニングと水泳にしているがゆるいのではないか、といつも思っているものの、例えば水泳の距離を伸ばそうとするともう動かなくなり、足がつり始める、長年やっていると体がそれになじんでしまっていうことを聞かない。森も良くて冬にはコガモなんかもきたりする。ともかく、税金や年金で作るハコ物はどうしようもない無駄も多いが、これはかなり有効な施設だ。スタッフにもやる気がある。

しかし思えば積み立てられている年金はどこへいっているのだろうか、ネットで調べてみても限りがある、はっきりとした状態は公表されていないように見えるが、160兆円の残高の半分は財政投融資に回されているようで残りのその半分も国債にまわっているようだ。金利が上がれば国家財政はきついが年金は増えていくしくみではあるようにも見える。しかし透明性がない。いずれにせよ今まで増加の一途だった残高も2004年をピークに減り始めている。払い出しが増えてきたためか、払い込みが減っているためか。よく解らない、解らないようにしてパニックを逃げようとしているのではないかと勘ぐりたくなる。財政投融資にまわった分は戻ってくるのだろうか。いちいち気になる。こんな大きな金額が収益を求めて市場に出回っているのだから個人の投資家の及ぼす影響も限りがありそうだ。市場は簡単には読めないわけだ。それにオイルダラーもある、オイルダラーは180兆円くらいともいわれているから総額としては似たようなものだ。うんざりするような資金だ。ファンドが巨額の企業買収資金を調達できるのも解る気がする。

巨額の資金周りには胡散臭い話が付きまとう。年金は結局あまり頼りにならないようにも思える、恐らく一番わかりやすい解決は長く働き続けることで、老人による新しい価値の創造の仕方をなんとか考えつくことになるのではなかろうか。もっとも、お騒がせの団塊の世代が消えてしまう2040年くらいを過ぎるとまた平穏な世界に戻りそうではあるが。

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受信: 2007年6月17日 (日) 17時51分

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