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2007年7月31日 (火)

政治の無力さ

7月も今日で終わりだ。政治の季節だ

Barax1  選挙が終わって予想されていた地すべり的大敗が与党を襲っている。政権の国民主権に対する考え方の甘さがこんな結果になったのだと思う、民衆迎合の方がまだましだ、それが政権には未だ伝わっていないような感じがする。続投ではまた不祥事が色々出てきそうだ。

最近眼を引いた海外のニュースといえば親米アラブ諸国に対する米国の大量武器売却の決定がある。イスラエルはこれを是認しているという、イスラエルにも大量に武器を供給するためらしい。米国は商売に走っていてその上アラブの中でイランを圧迫してくれることを願ってこんな挙に出たのだろうが、武器はいつ反対側の手に渡るか知れたものではない、イランだってパーレビ時代は親米だった、米国はイランに武器を大量に押し込んでいた。油に火を投げ込むようなものだという人もいる。こんなことがずーと繰り返されているように思う。なんの解決もない。

イギリスに亡命しているベレゾフスキー一派に次々と刺客を送るプーチンの旧オリガルヒ(新興財閥)との戦いはベレゾフスキーがチェチェンとつながっていることもあって複雑で深いものがある。旧オリガルヒは全てがユダヤ系でここでもユダヤがそれをめぐる社会と鋭く対立している。衝突の多い民族だ、折り合うのが下手なのかもしれない、ベニスの商人といわずとも、やりすぎるのかもしれない。有史以来周りとの衝突を続けている。解決という概念すらない。
こんな根深い戦いに較べれば日本の選挙結果はかわいいものに見える。

この前道東に行ってみて、更に東にも足を伸ばしたくなった、北方4島は目の前だ。政治的にはどうあれ、行ってみたいところだ、どんな鳥がいてどんな花が咲いているのだろうか。全ての争いを棚上げにして自由に行き来できるように政治は動けないものなのだろうか。何かを緩めればたちどころに実現するように思う。政治は争いは得意だが折り合ってうまくやることはなかなかできない。

解決のできないこんなことを繰り返して行くことそのものが人類の歴史なんだろうか。少し寂しくなる。

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