久し振りに百里基地で
久し振りに百里基地でF2だのF15だのブルーインパルスだのの機動をみた。較べてみると、F15が飛行場上空エリア内で低空の極めつけの急旋回を繰り返すほうがブルーインパルスの軽やかな曲技よりも迫力がある。大きさと武器としての凄みを感じてしまう。ブルーインパルスの曲技を見たのは5年ぶりくらいだが、うまくなったというか洗練された感じがする。下方開花も綺麗にやってくれる。ずっと昔F86のブルーインパルスの飛行を真近でみた時のプラモのような雰囲気を思い出してしまった、平和だ。F2が対地攻撃の機動もやってみせたがこんなのから狙われる世の中は御免蒙りたい。
飛ぶことが次第に旅客機に乗ることと同義になってきている日々では、時々ギリギリの飛び方をしている機体が見たくなる。ストレークから出る渦を見ると妙に懐かしい。昔の恋人に出会った感じ、というのが最も近い、セピア色の雰囲気がある。
地上はものすごい人出と容赦ない暑さだ。終わったはずの夏がまだいた。ペットボトルもことごとく売り切れ、水道の水に人々が群がる。熱中症の恐怖が直ぐそばにいる。
クルマは今までで一番スムーズにたどり着けた、あっけないくらいだ。例によってずらりと並んだ路上駐車の中にまぎれて停める。他に行きようが無い。
ブルーインパルスの飛行が終わらないうちに次の目的地に向けて移動を開始する、時間の余裕が無い。しかしとにかく飲み物だ、しばらく走って混雑から抜けたところでコンビニに入って冷たいポカリを一気に飲む。ジュッと音が出るような気がしてしみわたる。こんな生き方をいくつまで続けられるだろうか、時々思ってしまう、ともかくまだ止められない。
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