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2007年10月28日 (日)

東京モーターショー 2007

第40回東京モーターショー 2007が始まったので初日に早速見に行った。出し物にも、観Dscn0060ab 客にも時代の動きを感じられるような気がして、とにかく毎回見ることにしている。このところモーターショーはそれほど混んでなかったので、台風接近の荒れ模様でもあるしタカをくくって開場時間がナビ計算の到着時間になるよう緩いペースでクルマで出かけたら、とんでもなかった。高速出口が長蛇の列で本線上に3kmくらい伸び極めつけのノロノロとなった。割り込みも多く感じ悪い。予定より1時間半遅れでとにかく到着、駐車場の駐車位置も随分奥のほうになってしまって、混んでいる。関西ナンバーもちらほら。会場に入ると、今年の感想はとにかく人が多くて活気が戻ったことだ。出し物そのものは、今までの燃料電池車やハイブリッドの技術を誇示するような技術の押し出しは今回は今ひとつ弱くクルマそのもののコンセプトを前面に出そうとしている、があまり面白くない。どうみても窓も開かないむなしい感じのするコンセプトカーなんかがまた出ている、こんなのが公道を走れば事故間違いなしと思われる一人乗りの電動モバイルビークルもあきもせずまた出ている。電動ビークルならお年寄りが良く利用している電動三輪車でもまじめに取り組めば面白いような気がするがどこもそんなことはやってくれていない。トヨタは発売が近いといわれるプラグインハイブリッドすら持ってきていない。結局、新車の展示会、現在売られているクルマの展示会のニュアンスが強まったような気がするし、事実そこが面白い。見通せない将来より目の前の現実、という感じだ。確かに時代を反映している。今年は高いクルマも目に付く、レクサスの1600万円のクルマに驚いていたらベンツのマイバッハは6000万円のセダンを展示している。一体どこにそんなカネがかかるのか、売れないから高くなるんじゃないかと邪推してしまう。技術よりも、わかりやすい 値段で押している、ということか。今年の観客で目に付くのは外国人の多さ、初日だから特に多いのかもしれない、グローバリゼーションという言葉がちらちら浮かぶ。
次に回るところもありいい加減疲れてきて会場をでたら嵐だ。台風がそばまで来てしまったようだ。前の日に南の海で発生した台風がもう来てしまうとは、今様だ。動きの早さは、将来を見通しにくい今の状況を表現したようで、モーターショーの中身とオーバーラップして感じられる。やはり目の前の今を見るしかないんだ、横殴りの雨を受けてクルマへ戻りながらまたそう思ってしまった。

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