冬至も過ぎて
冬至も過ぎた、日の入りはじりじり遅くなっているが日の出もまだ遅くなっている。このあたりでは、正確には1月の6日頃が日の出が一番遅くなる、日の入りが一番早いのは12月6日頃でこの1月あまり全体が冬至のようなものだ。短い昼のうちに太陽から受け取った温かみは長い夜の間に宇宙へ向けて放射されつくして日を追って寒くなる。大陸で冷やされた とりわけ重く冷たい大気が頭の低い高気圧となって吹き出して来て、時として荒れ模様の寒さとなる、こうなると遊びもままならず暖かくなる地球を期待してしまう。
この暮れは朝鮮半島沿いに冷気が降りてくるようで九州から寒くなる、上空850hp高度でマイナス9度というから、ここらでもめったにこない。こんな寒波が九州から入るというの はあまりお目にかかれない。日本上空500hp高度には切離した巨大な寒冷低気圧が腰をすえそうで暫く荒れ模様が続きそうだ。なかなかの天気だ。
冬はきちんと寒く夏はきちんと暑く紅葉は鮮やか、そんな季節が巡っている。温暖化して次第に安定化を欠く数万年前の本来の地球の気候に戻っていくような気がする、やはり人間の営みは地球から拒絶され始めているのだろうか、それともひと時の奇跡のように地球上に出現していた温和な時代を人間自らが壊してもとのあらぶれた地球に宿命的に戻そうとしているのだろうか。温暖化問題は深い問いかけがあるように思えてならない。
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