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2008年2月17日 (日)

晴れた日には

空気がからからに乾いている、晴れた日には永遠が見えるという言葉がある、昼の空はそうは行かない、しかし晴れた夜空を見上げれば殆ど永遠がそこにある、確かに。

前の知事が立候補した時には、進行中だった県庁の立替を見直す、と、事実上の建設凍結をうたい文句のひとつにして当選した。が当選すると今更止めることが出来ないようなことを言い出して結局建設はすすめられ、この正月にとにかく完成した、どうみても公約違反だ、情けない男を知事にしてしまったものだ、が、まあ色々単純ではない、東大芦川ダムが中止になっただけでもよしとすべきかもしれない。建物が新しくなった、どうも最上階には展望所もあるらしいというのを聞いてとにかく前の休みに見物に行った。新しくなっChiheia た栃木県庁に正面からクルマで入ると地下駐車場に誘導される。有料だが用があれば2時間まで無料、用が無くとも1時間150円というから安い。レストランでコーヒーを飲めば2時間は駐車料が無料だ。地下駐車場に車を停めて15階の展望所で展望を楽しむことが出来る。かなりの税金の無駄遣いのような雰囲気の漂う建物だ、税金を集めてもまともな使い道が無いのか、やはりこんな虚構のようなやりかたではそのうち崩れてくるか、また思ってしまった。

上がってみればがらんとした15階からは目一杯地平線が見える。そういえば宇都宮は地平線が望める都市として珍しい存在だと昔言っていた、雨上がりの晴れて視程のいい日こんな日には関東平野を南に望むと筑波山から丹沢の間には長い地平線が見える。悪く無い、が、昼の空に永遠は見えない、地平線までしか認識は届かない。所詮限られた視野に生きていると思い知る、時々自分の座標を確かめるのによいかもしれない、少しは役に立つか。

でも永遠を見るなら夜空だ,晴れていればいつでもそこに永遠がある。2次元の限られた世界と頭上に広がる永遠の見事なアンバランス、何なのだろう。

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コメント

南摩ダム中止になったのですか?
工期延長でなく 中止になったのですか?
4/1は 過ぎましたが
小生はあの梶又小卒業ですわ

投稿: | 2008年4月11日 (金) 12時33分

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