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2008年3月 7日 (金)

スペインの乾いた風に

Yatugsr スペインの乾いた風に吹かれてぼんやりラマンチャの丘で風車を見ていた、ひらひらとチョウのように飛び上がる鳥がいる、ヤツガシラだ、シマになった翼が綺麗だ、するすると飛んでいって見えなくなってしまった。シマアオジのような声でなく鳥もいる、が姿が見えない、丘の下のコンスエグラの集落では大きな巣を見たという人もいて、コウノトリも現れるようだ、だだっ広い平原に浮かぶ丘には鳥が集まり易いのか。アルバカーキの丘とどこか通じるところがある、思い出してしまう。
スペインの街ではどこへ行ってもクロウタドリのさえずりが響く、頬に点が無いイエスズメが飛び交う。忙しい旅でもその土地その土地の鳥が楽しい。マドリッドで買い求めたスペインの鳥の図鑑をときおりめくってはバスに揺られる。
空に浮かぶ雲も日本とはどこか違う、アンダルシアは惹かれるところがある、何故だろう。インカ帝国の金で作られたというセビリア大聖堂の黄金の祭壇の輝きが惹きつけるわけでもない。果てしなくうねるオリーブ畑だろうか。大西洋につながるグアダルキビール川の湿り気かもしれない。

また来れるだろうか、シエラネバダの雪山を見上げながらそんなことを思っていた。

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