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2008年3月14日 (金)

スペイン

スペインツアーから帰ってもう10日もたつがいまだにスペインが身の回りを回っている、スペイン料理屋を宇都宮で見つけて食べに行く、スペインワインを酒屋で探してきて毎晩飲む、別送のイベリコ豚のサラミを味わう、ギターのほこりを払って又ひき出す、荘村清志のコンサートに出かける、マイルスデビスのスケッチオブスペインをクルマで流し続ける、フラメンコのCDも流し続ける、寝る前には荘村清志のギターを流し続ける、スペインから買って帰ったカスタネットを練習する。。。。まだ足りない。

スペインは、広い国だった。マドリッドのあるカスティリヤ地方は、郊外に出るとすぐにだだっ広い平地が広がる。大概は牧草地になっているが、荒地のままのところもある、麗しい緑の平原というわけでもない、どこかすさんでいる。森が見えない。人が植えた木がぽつらぽつらとあるだけだ。こんなところだから南からアラブの騎馬軍団が攻め入ったらたちどころに征服されてしまったのだろう、崩れだしたらどこまでも逃げるしかない。同じラテン系とはいえイタリヤとはかなり違う。街は固まっている、旧都トレドは迷路のようだ、そして狭い、大平原Toredo1 と好対照だ、川の蛇行を利用した守りやすい狭い地形にぎっしり家がつみあがっている。カスティリヤの平原を抜けてアンダルシアに入ると風景はがらりと変わる。岩山がそびえる、道は険しくなる。しかし依然森らしい森は無い、岩でないところはオリーブ畑になっている、見渡す限りオリーブの木がうねる、ワイン用のブドウ畑が続いたりもする、ところどころにオリーブ油絞り工場がある。それにしてもどうやってこんなにたくさんのオリーブを取り入れるのだろうと思ってしまう、人力では途方も無い、機械でゆすって実を落とすような絵を以前見たようにも思う。白い花が咲いている木がちらほらある、アーモンドか小桜らしい、菜の花畑もある、関東より半月くらい季節が進んでいるようだ、あるいは房総のような季節というべきか。

コルドバのメスキータにも、グラナダのアルハンブラにも、イスラムとキリスト教文化の重層をみる、否定できない強さを征服された文化に感じる、征服者は自分より凄みのある文化は破壊することが出来ない。感じることが多い。

書いているときりが無い、しばらくは気分にまかせてスペインに浸ることにしよう。

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