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2008年4月 9日 (水)

今年の桜は

今年の桜はどこへ行っても綺麗なように思う。庭の桜も花つきがいい。土曜に池袋に用があって出かけてみたら桜は葉桜に移行しつつあった、まだ花はついているのだけれども去っていく風情に満ちている。去っていく桜もいい。宇都宮は満開の盛りだ。近くではバス通りまでの途中にある大きな農家の玄関脇の桜がことさら見事で、ゆっくり見れるようにと道にテーブルと椅子まで出してある。たわわな枝が目の高さにくるように枝をしつらえNisikata てあってよく手が入っている。この時期どちらをむいても桜が目に入る。ちょっと過剰なくらいだ。そうはいっても風が弱くて暖かく天気がいいとどこかへお花見に出かけたくなる、とめられない。西方・金崎の桜堤がいいというのを聞いたことがあったのを思い出して場所を調べて行ってみることにする。早々に朝の9時頃でかけるとまだお花見には早い時間で駐車場も直ぐに入れてゆっくりみれる。川からの風も気持ちよく,思い川の西岸に古い桜の幹が並んでいる、これは散歩に丁度いい。やはり目の高さまで満開の枝が下りて来ている、低い桜がやさしい。よくみるとニュウナイスズメが枝の間を動いている、まだ山には登らない時期なのだろう。メジロもいる、のんびりしていい感じだ。まだ早いので、もう1箇所、とばかり近くにある龍興寺のしだれざくらを見に行く。樹齢300年という古木が寺の裏少しはなれて花をみせてRyuukouji いる。滝桜のような巨木ではないが、堂々と1本だけ独立して花を垂れていて、これもいい。やたら写真撮影が多いし、座るにいいところもないので食べるのはよして、更にもう1ヶ所、つがの里、というところに回ることにする。ここは本当に混んでいる、第5駐車場も満杯で急遽準備された白線を引いている最中の臨時駐車にまわされる。斜面の公園で高速道路ができたころに作られたらしく、古い感じはしない、いろんな種類の桜が1000本くらい植えられていて、桜の花が見れる期間が長い、しかし今が見ごろのようだ。若い家族が目に付くのは新しい施設だからだろうか、ここも悪くは無いが、やはり金崎の桜堤のほうが雰囲気がずっといい。それにしても桜の木の古さと見物の年齢が何か関連しているようなのは面白い。

春はせわしない。ここらの低山にはアカヤシオが咲きはじめる時期でもあり、本当はグライダーにもとってもいい季節でもあって、あれやこれや、短い時間の間に過ぎていく季節を追って駆け巡りたくもあるが、今年はこれくらいでのんびりすることにする、そのほうがやっぱり春らしく思えてくる。

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