つながり合い尊敬しあって
ネットでなにげなく漂っていると時々、はっとする図に出会うことがある。この間もwiredのニュースに人類の出現からの移動の軌跡を作成、というのがあったので見てみたらDNA で追跡した世界地図が出ていてはっとした。気になる日本人の起源だが、南インドからインドネシアを経て海を北上して日本にいたりここからユーラシア大陸とアメリカ大陸に向かっている。はっとしたのは日本語起源説の中に、日本語は南インドのタミル語がクレオール化したクレオールタミル語である、という説があり、きわめて良く似た言葉がたくさん見つかっている、という事実だ。何故南インドなのか、というのが不可解で異端のような説になっていると思っていたが、この図をみると、クレオールタミル語というのは当然のように思えてくる。この遺伝子追跡もまだ柔らかい状態なのではないかと思うが、次第に技術が進めば謎が解けてくるのではなかろうか。こうやって人類は もとはひとつで、つながり合い尊敬しあって生きていく他ないとの気持ちが伝播していけばそのうちには国境のようなものは無くなるのではないか、国を支配する、国を防る、などという思想そのものが捨て去るべきことをいつかは悟るようになるのではないか。
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