PCMレコーダー
野鳥の声の録音をしばらくHiMD(sonyMZ-NH1)+AT822で録音しているが、HiMDのメカに不安があって録音失敗がしばしば起こる、このあいだなどは前の録音もろともHiMDディスクが2枚もfile-errorになって消えてしまった。もう限界かという気がして最近はやりのメモリーカードに録音するPCMレコーダーを買ってきた。当面はHiMDとパラレルに録るつもりで、2台運用可能なようになるべく軽くてバッテリーの持続時間が長いもの、として、出たばかりのサンヨーのICR-PS1000Mを選んだ。メディアはマイクロSDだが携帯がマイクロSDで席巻されつつあるようでしばらくは入手性がよいとの読みもある。気になる価格は.comで調べたのを見せたらヨドバシで30,800円にしてくれた、最安値より僅かに安い。買って帰って直ぐにHiMDと比較してみる、ついてきたイヤフォンの性能が良くないので最初はこれはひどい音質だ、と落胆してしまったが、HiMDで使っているイヤフォンで聴き較べると、ともかく使えそうだ。声紋をみるとバックグラウンドノイズが何故か高周波数帯までうっすらとかかるのは少々いやになるが普通に聴く分には問題になるようなものでもない。HiMDの補助としては十分使えそうだ。それにしてもHiMD+AT822の音のよさを改めて認識する、これは大事にうまく使っていかねば、捨てるなんてとんでもない、と思ってしまった。フィールドで両方を使ってみると、ICR-PS1000Mの直ぐに録れる便利さは圧倒的で、HiMDは落ち着いて録る時、と、役割分担すれば丁度いいようだ。グリップノイズも小さいようで手に持ったまま録るのでいける、また、録った音を内臓のスピーカーで直ぐに確認できるのもいい。
しかしデジタル機器の勢いは方向が決まれば止め処が無い、PCMレコーダーに何がしかの需要があると見定めると各社一気に出してくる、今年に入って新製品のラッシュだ、そうはいってもこればかりはちゃんとした環境で個別に録音して聞き比べて買うなど現実には不可能に近い、結局一種のイメージで買ってしまう事になる、不思議な商品だ。なんにでもそんなところはあるにせよ、だが。
ともかくはやりのデジタル機器はそれ自体が時代の今を背負っていてそこが面白い、暫くは遊んでみよう
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