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2008年9月16日 (火)

鳥と人の距離が何か少し近くなってきているような

この時期鳥もあまり期待できないがとにかく散歩でもと真岡の井頭公園に出かけて歩いているとスコープや口径の大きな望遠レンズつきカメラが目立つ一角に行き当たった、何かと思えばカワセミだ。池の中ほどの小島にいるらしく赤茶色い腹がわずかに見える。鳴き声もそれなりしていてそれではとレコーダーやカメラを取り出していると、水面にダイブして向こう岸の木立に飛び去ってしまった。カワセミなら確かに追わなくともいずれ定位置に戻る、構えている一団はまだまだチャンスを待つという。 待つのは性に合わなくて池をぐるりと散策して戻ってくると、まだ一団は頑張っている、さらに彼方へ飛び去ったがまだ待ち続けるという。里山の鳥だ、優雅な気もしてくる。
数日後、宇都宮市立図書館へ行った帰りに中央公園にちょっと寄ってみて散策していると橋のところで2人ほど望遠を構えている、狙っている先を見ると、またカワセミだ、水辺の岩の上にたたずんでいる。井頭公園よりこちらのほうがよく見える。カワセミは池を覗くでもなく空を見上げたりしてなんとなくポーズをとっているようにも見えてしまう、町Kawasem1の中のカワセミは人なれしているようで、こんなのもいい。さすがに望遠レンズを持って歩いてはいなくて、ポケットにたまたま入れていた小さなデジカメと貧弱な双眼鏡を組み合わせて簡単デジスコとばかりにとにかく撮ってみる、これでも一応写るから役には立つ。思えばカワセミのそれとわかる写真は今まで撮れていなくてこれくらいの大きさにはじめて撮れたことになる、生き物相手ではそんなもんだ。
しかしこのところ鳥と人の距離が何か少し近くなってきているような気がする、気候の微妙な狂いに運命共同体の意識が双方に生まれているのだろうか。今年は白樺峠のタカの渡りもはやばやと大群がわたったようで、鳥の動きがいつもとは少し違うようにも思える。ぼーとしているとすぐにひやりとする風が吹き出すようになりそうだ。つぐみもそろそろ現れるだろうか。もう秋だ。

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