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2008年12月22日 (月)

今年の冬は

今年の冬は例年とそう変わらないような気もしていたが、何処か冷え込みが弱い、調べるSaitei1 と、最高気温は平年並み、最低気温はどうみても平年より高い、ならしてみると3-4度くらい高い。原因は、と考えると、日本北部沿岸の海水温が高いのが気になる、世界中で一番海水温の平年との差が大きい海域になっている。寒気は例年のように押し寄せているが海水温が高くて冷え込み切れSaikou2 ないのだろうか。

こんなデータをぼんやり見ていると、時折寒くもなるが、寒暖がサイクルで到来すると地球が脈を打っているように思える。ソラリスではないが地球そのものが1種の生命体という気がしてくる。

3週間ほど前、朝、気がつくと会社の芝生で、ハシブトガラスが白い小鳥を食べていた。1羽が見張りAnomp12222008 をしてもう1羽が食べている。自然そのものだ。昼休みに見に行ってみると羽根が散らばっているだけだったが白い胸毛と尾羽が黒くて長い、ハクセキレイのようだ。確かに元気のないセキレイがいたようにも思う、老体だったのだろうか。カラスもあまりいいえさがないのだろう、人が出すゴミが厳重に袋詰めされてくれば次第に生きていけなくなるのではないか。羽根は芝生の上に10日ほどそのままになっていた。鳥というと鳥インフルエンザの恐怖の宣伝が行き渡っていて散らばっている羽根は誰も触れたがらないようだ。あれだけテレビで新型インフルエンザに備えよと流すのは鳥インフルエンザが国内に潜伏しているのという公にできない情報が行政側にあるからだと勘ぐってしまう。恐らくそうなんだろう。すべてを渡り鳥のせいにしているのが腑に落ちない。

今年も色々と起こった。年の初めに、今年はバーチャルなことが足場を失ってガラガラと崩れ去ると思ったが,図らずも当たった。崩れ去ればまた新しいものが生まれてくる、命のようなものだ、脈打つ地球も、その上に命を賭けて日々を送る生命体も、そしてとんでもない経済の活動も、すべてが本当に生きているようで、そのままのすべてが貴重に思える。生きることとはこんなことだったんだと思えてくる。来年はどんな年になるだろうか。

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