福岡に年末来てみると
福岡に年末来てみると何故かメジロばかりが目に付く。佐世保の方に足を伸ばしてもメジロだ。北関東よりは明らかに密度が高い。行くところがあって福岡から南下して熊本あたりまで来たので、少しばかり有明海の干潟でも見てみるかと適当なところから西へ真っ直ぐ走ってみる、しばらくすると防波堤にぶつかる。クルマを置いて海のみえるところに出てみると満ち潮だ、干潟が見えない、海苔の養殖が沖に広がっているだけだ。しかし静かな海だった。かもめが2羽いるほかは鳥も殆どいないのでクルマに戻ると目の前の田んぼにタゲ リが地面をつついている、冬の田んぼは餌を提供してくれる優しい場所だ。100羽くらいのすずめの群れがいたり、ジョウビタキやカワラヒワやツグミがいたりにぎやかだ。九州に来ると少しばかり鳥の風情も変わるが、それほど違うわけでもない。気が楽だ。
例年より温かい玄界灘にシベリアの寒気が吹き降りてきて、雪になるか降らずじまいか、と気をもんだ空も、元旦の明け方から雪になり近くの子供がはしゃぐ声で目が覚める。どちらかというと、玄界灘の海水温が高く低層の気温が下がりきらず海岸沿いでは多分雪は降らないと予測していたが降ってしまう。しょうがない。崩壊する積雲の放つ冷気が急降下して地面付近の気温を下げたところへ降るものが降ってきたという仕掛けのようだ、単純な洋上の北西風ではない、しかし考えれば当然のことだ。
北関東とは違う雪空を気にしながら、そうはいっても、のんびりと初詣に出かけてうそのおみくじを引いたり梅が枝餅を食べたりしていると、今年は何故かクリヤーな風が吹いてくるような心地になる。年の後半にはまた元気が戻る世の中が見えるような気がしてくる。ともかく正月らしい。これがいい。
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コメント
今年もどうぞよろしくお願いします。
素晴らしい1年になりますように☆
12月5日の記事にあります上の画像です
けど、このサイトを紹介して頂けませんで
しょうか?
投稿: 星の金貨 | 2009年1月 3日 (土) 11時30分