日食が気になっている
日食が気になっている。7月22日だ。所詮太陽が月に隠れるだけのことで、随分昔金環食を九州で見たときは何の感動もなかったのだが、皆既日食は別かもしれないと思っている。口実かな、南の島に行く。それにしてもとんだフィーバーだ。トカラは近ツリが買い占めてとんでもない価格のとんでもないプランで抽選販売している、奄美もこの時期宿も取れない、普通の人が普通に楽しめる現象ではなくなっている。以前部分食が宇都宮であった時、庭にそそぐ木漏れ日の丸い光がひとつひとつ欠けていって、風に揺らぐようで、何かつながっていくものを感じて、いまだに心に残っている、そんな普通の感慨をこの日食フィーバーは受け付けてくれない。見なければ、と思っていても、感慨もない人たちのビジネスの道具に堕している企画に乗りたくもなくなる。2035年9月2日10時7分に宇都宮を覆うはずの皆既日食まで待った方がまとものように思えてくる。手近では2012年5月21日の関東の金環食もある、また何の感動もないかもしれない、生きるための光と影、生き延びねば。
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