非日常は日常の裂け目に
パソコンが早朝一番突然立ち上がらなくなった、予兆が無かっただけに真っ暗な画面を 前にちょっとしたパニックだ。これは大変と保証書を探したり箱を探したりもう一台のパソコンを立ち上げてカスタマーサポートを調べたり、ドタバタ朝早くから動き回って、少し落ち着いてきたところで24時間受付のカスタマーサポートに電話した。パソコンはACERのAspire1だ、やっぱり信頼性がいまいちか。早朝ゆえ電話は直ぐつながって、順番にやるべきことを教えてくれる、どうやらBIOSのリカバリというのがが必要のようで、リカバリ用のソフトをACERのホームページからUSBメモリにダウンロードしてくれと言ってくる、ACERのページを開けるとBIOSリカバリの専用のページが用意してある、なんだか手回しがいい、よくあるトラブルのような感じがしてくる。要領が解ったので電話を切って、手順に入る、ページの指示通りにUSBメモリをAspire1に挿した状態でキーを押しながら電源を入れると暫く待って立ち上がってきた。立ち上がってみると嘘のように日常が始まる。
非日常を求めて旅へ出かけたりしていたが近頃は非日常を包含した全体が日常のように感じるようになってきて、何処まで行っても同じかと思えていた。パソコンが突然動かなくなると世界の色がずれてくる感じがある、それがまた突然元に戻ると、クレバスを飛び越えたような妙に非日常の感触が残る。電話の先は台湾だったのだろうか、のっぺりした声が暗闇からわいて来た様に思える。最早そこへタッチするまでも無いが。
非日常は日常の裂け目のどこにでもころがっている、そうなんだ。
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