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2009年3月 7日 (土)

絵のように美しいレンジャクが

レンジャクが奥日光戦場ヶ原に出ている、それも車にひかれるくらいたくさん道に出ているとの話に、とにかく出かけてきた、もういないかもしれないとの危惧を抱きながら昼ころ三本松に到着、すでにカメラを抱えて狙う姿が3-4人ある、これはまだいる、と期待を持ってクルマを置いて近くの人に教えてもらうと、今は見えないが朝からこのあたりを飛び回ってズミをたべていますよ、とある。今年のズミは実のつきがよかった、たくさん残っている。ともかく国道に沿って少し歩いてみる、歩道には雪が固まっていて車道の縁を歩くことになる。声が聞こえてきてくるかと思えば20mくらい先のズミの木からばたばたと道に降りて水を飲み始める、これは危ない。ヒレンジャクだ。クルマが来るとサッと逃げて轢かれることはさすがにもう無い。ドライフルーツになったズミの実を、せっせと食べては水を飲みに降りる、場所を変えてはこれを繰り返している。道を挟んで右へ行ったり左へ行ったりしてクルマを気にしながら追う、少々こちらも危ない。そのうち20羽くらいがまとまって戦場ヶ原に飛び去ってしまった。戻りそうに無いのでまた3本松に戻っHirenjyk てみる、ぱらぱらヒレンジャクがいたのがそのうち居なくなって、とりあえず、昼食とする。これは相当な手ごたえだ。慌しく食べ終わって駐車場の西の縁あたりで動く影あり、キレンジャクだ。7-8羽が1本のズミの木に取り付いてしきりに食事をしている。あまりに近くてスコープで狙いにくいくらいだ。ズミの実を食べつくすまで居続ける構えに見えて直ぐそばの駐車場で家族ずれがバタバタしても頓着しない、とにかく食べ続けている、この勢いではここらのズミは来週くらいで食い尽くすか。光を浴びて綺麗だ。おと年から追い始めてやっと絵のように美しい姿をスコープ一杯に心行くまで見続けることが出来た。きりがないので、もういいか、というところで引き上げる。それにしても奥日光のズミがことしはいける、という情報がレンジャクの間でどう伝わっていくのだろうか、鳴き声だけでのろしのようにそんなものが伝わるとはとても思えない、先遣隊が本隊に飛び帰って伝えるのだろうか。そんな姿を思い浮かべるのも面白い。オオワシは出なかったがそれは望みすぎというものか、といろは坂を下る、陽はうららと暖かく春の光を注いでいた。

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