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2009年7月 2日 (木)

また航空事故

また旅客機が墜落した。今年は飛行機の死亡事故が多い。今度もエアバスだがA310というから古Comoros_2 い機体だ、勿論フライバイワイヤでもなくメカニカルな操縦系統の機体で80年代の技術だ。新しくても旧式でもエアバスでもボーイングでも落ちるときはおちる。

6月29日22時51分GMTにアフリカの東海岸沖、マダガスカルとの間にあるコモロ諸島のモロニ空港にイエメン航空のA310が着陸しようとして失敗、海中に墜落した。少女1名は奇跡的に生還したが残り152名は死亡・行方不明となっている。イエメン航空の整備・運航が疑われている様で、フライトレコーダは回収されそうだからエアフランスのブラジル沖墜落事故よりは原因が分かりやすいだろう。モロニ空港に着陸しようとしてうまくいかずゴーアラウンドしてやり直し進入を行っているときに墜落している。天気は雨ではなく風は南から滑走路にほぼ正対09062922comorosa で21kt、ガスト35ktと荒れ模様だった、天候もつらいものがあったようだ、ウインドシェアもあったと思われる。視程は10kmで問題ない、ガストが強くて着陸復行となったのだろうが、整備に問題があったらしいのでどこか操縦系に不調なところがあって強いガストを受けたぎりぎりの状況ではパイロットの操縦を損なったのかもしれない。多分いくつかの要素が重なったのだろう。
事故には学ぶところが多い、今度はどんな教訓が得られるだろうか。

それにしても深夜の海面を漂流して助かった女の子は泳げなかったというから女性の生命力を感じる、御巣鷹山を思い出してしまうがあれほどの事故でも生存者がいたのだから、全員死亡と思わず必死に探すのがとにかく大事と改めて思う、御巣鷹山では3名が一晩生き延びた、救援が早ければもっと助かったのではと今も思う、今度も何人かはおぼれて亡くなったかも知れない。本当に助けがほしいときには助けはこない、一人で頑張るしかない、何でもそうなんだろう。

航空事故は感じるところが色々ある。

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