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2009年9月22日 (火)

歯医者を変える

Jupi4 2日ほど前秋らしく乾いてクリアに晴れた日 の夜、思い出したように星を見た。木星が南の空に衛星を4つ引き連れて明るく輝いている。アンドロメダ星雲も見えるかと探すが、クリアで星がよく見えるはずの夜空が明るく煙っていてカシオペアさえかすんで見える、アンドロメダ星雲はとても見えない、昼間の秋晴れはどうなってしまったのだろう。
調べてみると18時頃に明瞭な局地前線が北へ通過して南東から湿った風が吹き込んでいる、房総半島を回り込んだ湿った東風が群馬の辺りで西風とぶつかって方向を北へ向けて吹いてきたようだ、不思議な風だ、南よりの風だが気温がぐっと下がっている。
秋はこうやって思いがけない風をひきつれながら息をして深まっていく様に感じる。

秋の風が吹いてきたからでもないがこのところ歯医者に行っている。歯医者というものはなかなか行きたくないところの一つだがかぶせてあったものが取れたのでやむなく近くの歯医者に出かけた。くだんの歯の治療は終わったがまだ治療の必要な歯があるという、翌週出かけると歯垢を取るようでがりがりはじめた、説明が殆ど無くてよく解らないが別の前歯の治療も始めたようだ。歯垢取りのがりがりで他の歯のかぶせたのが取れなければ良いがと案じていたら案の定2日後に詰め物が取れてしまった、勝手に歯垢を取られて詰め物が取れてしまったのでは腹の虫が収まらない。この際歯医者を変えようとネットで宇都宮の歯医者を調べ始めたらやたらクチコミサイトがある。歯科は気になる人が多いとみえる、医者も厳しい時代になったものだ、調べると家の回りには床屋の数より歯医者の数のほうが多い、医者も選ばれる時代になった。クチコミサイトで随分といい書き込みの大塚歯科というのが近くに見つかってエイと行くことにする、予約も電話であっさり希望の時間に取れる、やはり患者が強いビジネスになったのか。診療を受けてみると成程評価の高いわけがわかる、レントゲン写真を見せながら治療の進め方を一々わかるように説明してくれる、確かに詰め物は取れたが治療はやはり必要で前の医者がいい加減な治療をしたのではないとも説明してくれる、納得づくで丁寧なのが確かにいい。ぶっきらぼうな医者は損だ。
治療をする羽目になった歯は随分昔にサキソフォンの練習を急につめてやったことがありその後痛み出して神経を取った歯だ、長く安定していたのがゆっくり損なわれ始めて、今になってまた手を入れたほうがいいとの医者の診たてとなったようだ、医者の見せてくれたレントゲン写真をみながら当時の光と音がよみがえってきた。歯医者を変えてみるのもなかなかだ。

秋はいろいろの思いを引き出してくれるような気がする。やっぱり風のせいだろうか。

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