« 歯医者を変える | トップページ | 気象データの数値計算による予測と実際の結果をみると »

2009年9月26日 (土)

行きたいところへ自由に行く

高速道路が1000円になって連休の高速道路の混雑は驚くほどだがここまで混雑するのはまだまだ日本には消費のD1010112 力が強いと思い知らされる。こんな有様だから高速道路の無料化を疑問視する人がいるとの話も聞く、しかし有料道路は償還期間が過ぎるとただになるのが普通でまだ1000円でも取られているのがおかしいのだが慣らされると普通の感覚もねじまげられてしまう。ただになるととにかく楽な世界が広がることは明らかだ。日光周辺の有料道路はこの10数年で殆どがただになった。昔はいろは坂も有料だった、そのうち金精峠を通る道路がただになり中禅寺湖の南側の道がただになり霧降道路がただになった、霧降道路のただは1000円くらい取られていたので結構流れが変わった、霧降に行く人が多くなってなんとなく多くの人がハッピーになったような気がする、途中にある郵貯の施設が倒れたのも有料道路だったからのような気もしている、今やいい施設だ。宇都宮市内から宇都宮インターへ行く高速道路ははじめからただになった、おかげで下道の混雑が随分楽になった、投資した施設は使われなければとんでもない無駄遣いだ、道路でお金を取るのは建設費がやりくりつくものならば止めたほうがいい、せっかくの道が使われない。料金をとったほうが空いていていいという感覚は無駄遣いの贅沢を味わいたいという思いに見える、どうかと思う。
遠くの人がやってくるようになると思わぬところが混み始めたり思わぬ事故が起こる。連休の中日にいろは坂を登っているとぴたりと止まって渋滞となった、ややあって後ろから消防車と救急車が上がってくる、真ん中を空けて通り抜けていくが事故らしい、やっとの思いで事故現場まで到達すると明智平と中禅寺湖を結ぶトンネルの出口付近で正面衝突だ、対面交通と知ってか知らずか渋滞の列をはみ出して追い抜いていた車が前から来た車と当たったようだ、普通はめったに明智平に向かうクルマはいないが色んなところから来るクルマで満ちているこの頃はそんなクルマもそれなりにいる、ルシアンルーレットのように追い抜いたクルマが賭けに負けたということのようだ、タマが1つではなかった、ということか、しかし無残だ。
翌日大谷の地下の石切り場を見に行く、随分手前でここも渋滞だ、整理のお兄さんに一体何がと声をかけると、私も驚いてます、と返ってくる、札幌ナンバーのクルマもある、なんとか駐車場までたどりついたがバスまできている、宇都宮随一の観光スポットになってしまったようだ。確かにこんな地下大洞窟は他では見られない、手掘りのところも随所に見られて人の力を改めて思い知らされる、エジプトのアブシンベル宮殿のような大建造物や石像も意外に短期間で出来たのではないかとさえ思ってしまう、何回も来ているが来る度に新鮮なところがある。

遠くの人が沢山やってくる、来てもらうほうもそれなりに大変なところもあるが何か刺激的だ、行くほうは勿論その何倍も新鮮な世界から刺激される。

そのうち本当に北朝鮮や中国やアフガンやイランの国境が普通に自由に通れるようになれば関釜フェリーで釜山へ渡ってヨーロッパまで走り抜けたくもなる。そこまでいけば面白い世の中になるだろう。行きたいところへ自由に行く、そんな人の基本的な望みが、世の中を少しずつ変えていく力の源のようにも思えている。

|

« 歯医者を変える | トップページ | 気象データの数値計算による予測と実際の結果をみると »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 行きたいところへ自由に行く:

« 歯医者を変える | トップページ | 気象データの数値計算による予測と実際の結果をみると »