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2009年9月 8日 (火)

ハチクマの渡りが始まろうとしている

6日の日曜は見事な晴天で気持ちのよさそうな積雲が一面に浮かんできた、上昇風が見えるようだ。南の海には台風がゆっくり北上して日本付近D1010110 は平均的には北東風になっている、上昇風の活発な積雲と北東風、これはタカの渡りにぴったりの条件だ。
丁度この日は南会津の駒止湿原に出かけていた、駐車場で車を降りると頭上でノスリのような鳴き声がする、下から見ると翼が黒いようでトビかと思ってしまうがトビでもない、クマタカかと見るがどうやらそうでもない、結局ハチクマに落着。タカの判別は難しい。散策路を歩いているとハチクマがやけに現れる、ハチクマの渡りのルートがここの上空にあるようだ。昼頃は1羽また1羽と視野に入ってくる、視野に無くともハチクマの鳴き声がしきりにする、おおよそ西から東へ移動していて、雲の吸い上げでみるみる高度を稼ぐ、昼食を終わったばかりの風情でのどにたらふく食物を押し込んで飛んでいるのも見える。
はるかマレーシアかインドネシアの越冬地へ向けた2ヶ月にも及ぶ旅が始まろうとしているのだ。ちょっとうらやましくなる。
戻って白樺峠のこの日のタカの渡りの記録をネットでみる、やはりこの日は9月初旬にしては随分多い、今週は晴れの日が続くし特に明日からは北よりの風となる、今年は渡りが早いのではなかろうか。地球の温暖化も一様ではないようだ。

それにしても渡り鳥は温暖化の騒ぎもそ知らぬ様に一年を繰り返す、渡りをする鳥は温暖化が進んでも場所を少しずつ変えて何ということなしにしのいでいくことだろう、そのうち人も真似をするようになるかもしれない、生き残りにはこれが一番のように思えてくる。

またどこかで見たくなる。秋はタカの渡りが、気持ちが遠くまで広がるようで、なんといっても、いい。

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