時間は浪費されてしまう
日が暮れるのが随分早くなった。この頃は、ほぼ1日1分の割合で日暮れは早くなるし日の出は遅くなる。日暮れの最も早いのは12月10日頃で、後一月半くらいしかない、ひたひたと暗闇が広がってくる。
このところ早朝は気象を見ている、気象庁の予測計算のgrib2.bin詳細データをダウンロードして、欲しい場所ごとに高層まで含めた断面図をエクセルで各種描かせて気象の予測に使っている。断面図は便利だ、これまで入手していた3日先(84時間)までばかりでなく行動の計画に有用な一週間先まで使えるデータがあればと探していると1週間分に相当する192時間予測データというのも毎日1回朝一番にはリリースさ れていることを見つけた、やはりあるものだ。GMTのソフトを少しいじってこれを切り出し 同じような断面図を描かせることが最近やっと出来るようになった。久しぶりに、やった、という感じだ。パブリックで入手できるデータを使うので解説書があるわけでもなく全部が手探り作業だ。しかし一旦出来ると週間予報の出方の変化がよく解ってくる、大体が1週間先までは計算は安定しない、毎日変わってくる、やはり固まってくるのは3日前くらいだ。欧州や米国の計算も似たような傾向があり気象庁が非力というわけでもない、恐らく観測データのばらつきや誤差が先の予測の変動を引き起こしがちになるのだろう。むしろこんな計算に使えるまで世界中のデータが刻々と集められるものだという方に驚きがある。未来が刻銘に予測できたとしたらそのほうが気味が悪くなる。
気象のデータはパブリックに得られるものが多くて朝早くからパソコンに描かせた地上の風の流れや気象の予測図を作ったり見たりしていると直ぐに時間がたってしまう、次第に出来ることが増えてくると一層時間が無くなる。なんとなく貴重な時間を無駄に計算に費やしている感じがしなくも無い。
こんな風に生きている間に使える時間は浪費されてしまうのだろう、そうであってもいいような気がしている、ともかく自分のものだから。
冬は暗闇が広がっていくがその分自分の内的時間が増えていくようでそれはそれで楽しくもある。
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