温暖化問題がいよいよ面白くなってきた
秋も相当深まってきたがまだ冬というわけでもない。20年位前は11月末頃にとんでもない寒さが来て冬の到来を知らされたのだが、近頃はそんな風はない、やはり温暖化なのだろうか。
温暖化といえば、このところ欧米で騒ぎが起こっているのが温暖化ロジックの根幹データ捏造の暴露事件だ。世界的にIPCCの議論のベースとなっている英気候研究ユニット(CRU)が主導していた温暖化基本データが捏造あるいは故意の消去でCRUによって曲げられていた、という事実がハッカーによるCRU内部メールのハッキングで暴露されたという 話だ。人間の活動が温暖化の原因であるということを如実にあらわす長期間にわたる気温上昇カーブが、元データの都合の悪いところは消されていて、いかにも人間活動の活発化に伴って上昇したと見えるようにされていた、ということのようだ。温暖化への国際的対応を決めるCOP15が開かれる直前の暴露だけに政治的背景が極めて疑われ、最初こそNYTimesやWall Street Journalなどで報じられたが後が続かず各国のメディアは及び腰のところが見えていた。日本の新聞では未だ全く報じられていない、しかし英TIMESなどがまた流し始めて、そろそろ日本のメディアも動き始めるのではないかという気もする。今後の展開がどうなるか、これは面白そうだ。ここまできた温暖化対応の流れを変えることはできないと無視され続けられるか、逆の“不都合な真実”をリードする人が現れて議論が更に白熱してくるか、どう転ぶにしても面白い。
温暖化問題は排出権ビジネスを生むキャップアンドトレードにしろ、どこか胡散臭いにおいが立ち込める、こんな話でなくとも誰かが仕掛けているようなところがどうしても感じられる、目標達成年とされる2050年まで今のロジックが持ちこたえるとはちょっと思えない、いずれどこかで崩れて真実の姿が現れてくるのだろう。
それにしてもなんだか世の中が不安定になってきた、信じるものがころころ変わっていくような気がする、逆に 少しばかり距離を置くと見ているだけで面白い世の中になっていくようでもあり、世界が劇場と化しているようでもある、どこまでいくだろうか。
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