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2010年1月 7日 (木)

宇宙の雲が

寒い日が続いている。関東平野には昼間は積雲がぽかぽか浮いて空を見ただけでは厳しさも感じられないが日本海側は雪雲がびっしりだ。そうはいっても地球の雲はのんびりしている、しかし宇宙の雲はそうでもないようだ。
32年前にNASAが打ち上げたボイジャー2号が冥王星の外側を太陽系から高速で離れつつあり、今太陽系が突入している局所恒星間雲(Local Interstellar Cloud)にいよいよ近づいてきた、既にこの雲のデータが送られBow 始めてきている。雲には大分強い磁場が銀河の面とは30度くらい傾いてあるらしい、予想とは随分違っているという。太陽系が銀河系を公転していく間に次々に恒星間雲に突っ込むことになるのだが、どうやら単純な雲では無さそうだ。勿論高温で太陽系は太陽風でこの雲から守られているのだが、 この先(といっても今の雲に滞在するのは1-2万年、その後数十または数百万年かで次の雲に当たることになろうが)どんな雲に当たるかで太陽系の運命が変わってくるようにも思えてくる。まだ誰にもわからない。
果てしなき宇宙は思いのほか荒々しい自然が息づいている、ぬくぬくとして温暖化問題を議論したりしているのは幸せな生き物のちゃらちゃらした遊びのように思えてくる。人間はそのくらいのものなのだろう。

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