スキーを止められない
周期的に暖かい日が巡って来るようになった。今日は随分と暖かく穏やかな日だったが明日の夜は雪になりそうだ、そろそろ里には春の息吹が感じられる日々となりそうだ。
週末の土曜にゲレンデスキーに今年も出かけ
た, なんとか年1はキープしたいと思っている。場所はいつものハンタマだ。なんとなく最近山には雪が降っていたような気がしていて くたびれかけたスタッドレスタイヤを気にしていたが、スキー場への道を登っていってもそんな心配は無用だった、全てがドライな路面を走る。着いて、またちょっと驚いた、駐車場を埋めるクルマの数が多い。スキーやスノボはもはや若者にははやらなくなってしまった、と聞かされていたが、違ったようだ。かっての賑わいがここにある。高速1000円が効いたような気もする、歳を重ねても続ける人が増えたかもしれない、確かに45歳以上のシニア券の利用を告げるリフト乗り場の自動音声の声がしばしば聞こえる様にも思える、しかしとにかく若者が多い、心強くなる。
クルマを降りて身支度をしようとした時、携帯落ちましたよ、と隣のクルマから降りてきた若者が教えてくれる、ポケットから滑り落ちたようだ、近頃とりわけ大事なものを落とすようになってきた、何かの危ない兆候かもしれない、今日なぞは出かけた先で車のキーを落としてしまって冷や汗をかいた、クルマのそばに落ちていたのが見つかって一応救われたが物忘れならぬ「もの落とし」はもはや危険なレベルになっているようだ。
毎年同じことが繰り返せる、と思っていても次第にそうは行かないことを時々思い知らしめされる。スキーは今年も何事も無く楽しく滑れたがいつかは終りが来るのだろう、しかしそんなもの恐れることなく、ぽろぽろとものを落とすのが加速してもそんなことにもめげず、押し切るように先にいきたい。
ゲレンデスキーにそんなに意味があるのかと問われてもしょうがないが、怪我をするギリギリまで速度を上げていく面白さが、生きていく感触に似ているところがあって、止められないのだろう。
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