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2010年1月17日 (日)

T9入力

携帯電話は色々としかけの進みが速くて直ぐについていけなくなる。
ついこの間も身内で米国に出かけるというのでドコモの海外携帯を借りることにして宅配してもらった携帯を色々試しているうちにメールに4 字が書けないと言い出した。NECの携帯だ、最近はNは使っていない。どれどれとやってみるとひらがなの打ち込みがおかしい、ふ を打とうと は のキーを3回たたいてもはははとなるばかりだ。これは壊れているとドコモに電話すると それはおかしい、成田で当日交換します、という。面倒だとは思いつつも、まあそれでいいか、としたが、なんとなくどこか設定がおかしいような気もしてもう少しいじってみる。操作マニュアルが殆ど添付されてないので以前使っていて水漬けでだめにしたNECの携帯のマニュアルを探し出してきて、入力モードの様なところは無いかと探してみると、怪しいのがある。T9モードという入力形式もできることになっていて、もしそうだとすると症状がそっくりだ。これに違いないと以前のマニュアルを参考にしながら入力モード切替を試してみると、どうということもなく普通のひらがな入力モードに切り替わった。メデタシだがそれにしてもT9モードとはなんなのか、ネットで調べてみると解ってくる、アメリカ発の1文字1キータッチの入力を可能とする方式で大分以前から欧米でははやっているらしい。cを打つ時はabcキーを1回打って次の文字をまた同じように打つ、これを繰り返して単語になったところで自動的にこの組み合わせで意味のある言葉を探索して表示する、という方式だ、なれれば早く打てるというのだが日本ではあまりはやらないようで、NEC他数社が一応付けてます、という姿勢を示しているだけで特にアピールはしていない。今回はどうもキーを適当にいじっていたらモードが切り替わってしまったようだ。しかしひらがなを打っている限り普通はT9なんているか、との感じもする。

何とかして携帯でばりばりと文章を打ちたいというのは各国共通のテーマのようだが、やはり言葉ごとにいいやり方は違ってくる、バベルの塔だ。小さい携帯のキーに更に機能を押し込めていくことでオタッキーな雰囲気がどんどん強まってくる、日本ばかりではない、どうも携帯はその宿命から逃れられないようだ、だから面白いということなのだろう、携帯を見ていると時代が解る気がしてそこが楽しくもある。

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