アメリカの世紀は終わっていくのだろうか
今日はまた寒いが明日は暑いくらいになりそうだ、更にその後しばらくしてまた寒くなり9日の夜から10日の朝は雪が降るようだ、こうも寒暖が振れると春が元気に力をみなぎらせてやってくるようで頼もしい。
シベリアから低気圧もやってくるようになり北の大地も春めいたかと思って、東経120度線に沿って南北に今朝3時の気温の変化をみてみると北緯35度以北は冬だ、1度緯度が上がる毎に1.6℃気温が下がっている、北緯53度を過ぎるとマイナス30度以下の凍てついた世界が広がる、すさまじい。考えも及ばない寒さだ、同じ極東エリアでも別の世界のようだ。
別世界といえば、米国オバマ政権はついに月計画をキャンセルした、それと共に9月のスペースシャトル運行停止後の米国の宇宙輸送の計画が見えなくなった、むしろこちらのほうがちょっとした驚きだ。誇り高いオバマ政権がいつまでも
宇宙ステーションへのアクセスをロシアに頼りきりになるとは思いにくい しかし現実はその方向へどんどん走っている。民間ロケットを使うといっているが今から開発ではどう急いでも6-7年はロシアだよりだ、全員がロシアの基地からロシアの宇宙服を着て打ち上げられることになる。宇宙の世界の雰囲気も随分変わるだろう。今でもアメリカ最大のロケットであるアトラスVロケットの1段はRD180というロシア製のエンジンだ、アメリカはどうしてしまったのだろうか、ついにソ連・ロシアとの50年以上にわたる宇宙レースに敗北しようとしているのだろうか。やろうとすることと資金的にできることの乖離が隠しようもなくなってきているようだ。このようにしてアメリカの世紀は終わっていくのだろうか。ローマの衰退と同様帝国を維持していく資金が枯渇してきているように思えてくる。
その先にはどんな世界が広がるのだろうか、元気の良い春ならいいが中世のような暗い凍てついた時代でなければと願うばかりだ。
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