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2010年5月 9日 (日)

壊れることで前に進む

便利に使っていたガーミンのハンディGPSが全く衛星を補足しなくなった。見通しの良いところに一晩置いても全く捕捉しないのでは故障としか言いようが無い。試しに初期化してみたがやはりむなしい。保管場所から取り出す時に床に落としたのが悪かったのだろうか。他の機能は全部動くのでアンテナ線が外れたのだろうと思って中をあけてみるがアンテナは基盤に固着されていてアンテナ線など見当たらない、簡単には故障しそうに無い、しかし動かない。やっかいな故障のようだ。これではゴミにしかならない。GPSにあまりお金をかけたくないが買わねばならない、しかし直ぐの連休の遠出には間に合わないかもしれない、困ってしまった。ともかくヤフオクで地図つきの使用品のオークションを色々試してみるが悉く競り負けてしまう、どうにEtrexh も旨く手にいらない。こんな時は諦めが肝心と新品のオークションで最もシンプルな地図なしのものを買うことにする、セミプロのような人が販売していて勿論こちらは即座に落札でき、直後に送金するとその日のうちに発送してくれた。普通にネットのショップで買うよりは3割ほど安い。eTrex Hという製品だ、今までも地図なしで十分役に立っているがネットで見ていると精度が高まったとある、大したことはあるまい、元のと大方同じだろうとタカをくくっていたが届いたものを動かしてみると全然違う、ポケットに入れたままでもちゃんと受かる、旧型はなるべく見通しの良くなるように肩に乗せたりぶら下げたり、気を使わないと旨く受からなかった、随分な違いだ、ばらつきも僅かだ、これはいい。今度も地図なしだが、事前に行く先のポイントを幾つか入れておいて これを記入した紙の地図をみれば現在位置は確実にわかるし事前に点を入れることで頭の中で計画ができるのもいい習慣になる、野山を歩くにはこの方がいいくらいだ。
物が壊れて、少しばかり進んだものを手にする、壊れやすいことは何か新しい世界へ進んでいくことと関係がありそうだ、昔よく言われた ソニーの製品は保証期間が終わるととたんに壊れる、という都市伝説も進歩の象徴だったのかもしれない。それにしても 前に進めばゴミが出る、か、中国はいまにゴミだらけになりそうだ、今のうちに行っておかねばならない、もう手遅れか、動かなくなった旧型の黄色いガーミンを見ながらそんなことに色々思いをめぐらして楽しんでいる。

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