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2010年7月 2日 (金)

トンボがあちこちで目に付く

今年の梅雨はかなりの迫力だ、北からの切離したような高層の冷たい低気圧がじりじりと下がり南から押し寄せる湿暖な大気の固まりとがっぷりくみあって雷やら突風やら大雨やらとけたたましい。
そんなことも関係あるのか今年は5-6月にいろいろな種類のトンボがあちこKursanae ちで目に付く。5月中旬には滝尾神社横でキラキラひかる初々しい羽根のとんぼがそこらの草に沢山とまっているのに遭遇した、羽化したばかりのクロサナエらしい、トンボに詳しい人が教えてくれる。トンボの種類にサナエトンボというのがあることを知ったのはほんの最近だ、野山を歩いていると色々と教わる。6月に入って細尾峠に鳥見に行けば、ニホンカワトンボやヒメクロサナエらしいトンボといった、初めて見るトンボが幾つか出てくる、今までは見過ごしていたのだろうか。自宅の周りでもトンボが増えている気がする、庭のシモツケソウの茂みをよくみているとイトトンボが擬態をしている姿が見えてくる、ホソミオツネントンボだ、これはいつもこの時期現れていたように思うが今年のトンボの連なりに重なって新鮮に見える。この時期トンボといえばこのあたりでは少々有名な世界最小のハッチョウトンボも出る頃 と近くの鶴田沼に出かける。ポイントに近づくとカメラを抱えた先客の二人組みが居る、どうやら出ていそうだ。二人組みと入れ替わるよHacyoうにして目を凝らして葦原を眺め始めるとじきに赤い斑点が見えてくる、ハッチョウトンボだ、目が慣れてくると5頭くらいの姿がとらえら れる。小さいがあまり動かないので時間をかければわかるようになってくる。写真を写したりスケッチをしたり時間が過ぎるのを楽しんでいるとまた別のトンボが木道の脇に現れる、写真を撮って図鑑やネットで調べるとコオニヤンマのようだ、これも認識するのは初めてだ。雨が多いいとはいえ こんなに色んな見たことのないトンボが続々と現れるというのもやや変で自分がやっとトンボに目覚めたのだろうかと思っている。目の前の世界が何も見えていない、恐らくあらゆることがそうなのだろう、目の前の世界には畳み込まれている多重の世界がある、次第に弱くなる視力であとどれくらいの自分にとっての新しい発見をできるだろうか。

ともかくあっけらかんと梅雨は続く

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