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2010年8月 6日 (金)

暑さが続く

暑い日が続く、どうしてこうも続くのかと少し見てみると西太平洋からフィリピン南のあたりの対流が活発で、上昇気流で雲の生成が盛んな領域がしばらく停滞している、マッデンジュリアン振動(MJO)として西へ進むこともない、これが原因しているようだ。西太平洋からフィリピン南での上昇Kouubunnpu 風はハドレー循環とよばれる対流で巡り日本付近に下りてきて高気圧をもたらす、夏の高気圧となり日本の暑さを与えている。また赤道付近でこの上昇風帯に向かって吹き込む風が貿易風(東風)の強まりとなりラニーニャ現象の要因ともなっている。なんで上昇風帯が停滞するか、西太平洋の海表面温度が高いためとされる、海水温の高い理由はとなると東風の影響も大きい、ここまでくると何がたまごで何が鶏かわからなくなる。平衡パターンにはまってしまったということだろう。こんな時は日本からアラスカ・カナダに向かって高気圧・低気圧・高気圧・・・と気圧配置が並びなかなかこのパターンが崩れない(PJパターン)、今まさにそうなっている。予測ではMJOはこの先更に弱まっているというから気長に日射が弱まり夜が長くなって平衡が崩れてくるのを待つほか無いようだ。全世界的にもパターンが暫く固まっているようでモスクワの暑い日もまだ続くようだ。こんなこともあるんだ。
変わり行くことに面白味がある、固まっているのは苦しい。
Stutglac カナディアンロッキーを旅していくつもの氷河を見た。山の上に厚い層になっていて崖のように崩れてまた氷の流れを作る。スタットフィールド氷河の眺め、アサバスカ氷河―コロンビア大氷原の眺め、圧倒的だ。山岳氷河は思っていたよりも単純でない、硬い氷がじりじりと姿を変えていく、そこが面白いし見飽きない。
何であれ、常に変わり続けて行くことが肝心のようだ

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