中国の様子が
近頃中国の様子がどうにも変だ、対外的に攻撃的になっている。どうやら経済の成長が鈍化するらしいそんな見方が増えている、それが底流にあるのだろう。つい1週間ほど前に出されたOECDの経済予測でも中国は経済が減速する国に入れられている、ちなみに日本は数少ない拡大するとされる仲間に入っている、どこが、という気がするが外部から見るとそんな風に分析できるのだろう。中国では安い労働力を提供していた農村戸籍の出稼ぎ者の都市部への永住を認める居住証の発行が進みつつあるという、都会に居続けるなら安い賃金のままというわけには行かなくなる、ストが頻発する、賃金は上がっていく、企業の利益は薄くなっていく。その上世界不況で米国をはじめ世界の消費が滞り仕事が余ってくる、失業者が増える、不満がたまってくる、中国政府は不満が政府に向かないように矛先を外へ外へと誘導する、一方では軍部が独自に動きたがる、中国政府は国内をあちこち押さえ込むのに必死だ。日本政府の大変さどころではないように思える。いつまで持ちこたえ続けることが出来るのだろうか、そんな気がしてくる。一党独裁、まともな選挙が無いという民主主義とはいえない体制がどこかで折れてソ連の崩壊のようなことになるのだろうか、その余波はかなりのものだろう、少なくとも今の体制に早晩限界が来るのは明らかのように見える。いまの攻撃的な姿勢も逆説的にはより開かれた社会に向かって歩を進めていることになるのだろうか。しばらく見守るほか無い。
いつになったら国境の無い世界が実現するのだろうか、まだまだ見えてこない、しかし少しずつ前に進んでいけばいつかはたどりつけるように思えている。
ともかく秋は足早に通り過ぎいつもより少しばかり寒い冬がやってこようとしている。
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