秋は盛りのみかは
一気に寒くなってきた。北半球では北極上空の寒気が日本とニューヨークに伸びる楕円形になっており、北極振動の半径方向の寒気の振動に周方向の振動が重なっている。寒気の固まりが振動していて寒さがこの時期日本に下りてきたというだけで特に異常という事でもない。こんなものだ。でも急
転直下の冬だ。
今年の秋の紅葉は遅れていて先週末に栃木北部の横川を訪れてみてもま
だ盛りとはならない。しかしモミジも盛りのみが美しいわけでもない、楓図のように赤から緑へのグラデーションが生々しい秋の姿を見せているのは、それはそれて見飽きないものがある。鹿のもの悲しい秋の鳴き声が聞こえてくるとこの冬を生き延びれるだろうかとの思いが伝わってくるような気がしてくる。
秋は盛りでなくとも秋らしい。そんなことは秋ばかりでもないのだろう。
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