電動歯ブラシ
電動歯ブラシというのを贈り物でもらって使っているが思いのほか便利だ、パナソニックのEW-DS11というのだが、以前からなんで歯ブラシまで電気なんだといぶかっていたものの使っ てみると細かい動きで歯の汚れが旨く落ちるように思える、大きさも普通の歯ブラシより軸がやや太い程度で違和感も無い、大分進歩している。替えブラシというのが2本で450円くらいで売っていて普通の歯ブラシくらいの費用で後は使い続けられる仕掛けになっている。最近の4枚刃髭剃りのように替刃を少し高めに売って替刃で稼ぐタイプのビジネスモデルでもないらしい。素直なビジネスだ。しかしヨドバシの売り場に行くとやたらと替えブラシがぶら下げてあってどれが適合するのか探すに一苦労する、新製品が出るたびに種類が増え続けているようだ、こんな形がいつまでも続くとは思えない。交換品がなくなるのがユーザーとしては一番気になるところだがこんな情景を見るとどこかで終りが来そうだ、もっとも、便利なものだからシンプルな形に収束して生きながらえるという気もする。
昔、練り歯磨きというのは美容の意味合いが強くて歯の健康には特に必要でないという話とデータをどこかで読んだことが頭にあり、電動歯ブラシにしてから、よく磨けることもあって練り歯磨きをつけないで磨いている、勿論何の不都合も起こっていない、慣れてみるとこの方が健康的のように思えてくる。
古代エジプトから歯磨きと練り歯磨きはセットになっていたといわれパピルス文書に練り歯磨きの調合法まで残っているらしい、相当な歴史だ、少しずつ形を変えて、この先も人類が滅ぶまで恐らく続くのだろうと思ってしまう、練り歯磨きも電動歯ブラシくらいで彫らんでしまうこともあるまい。歯磨きごとき、と思っているが身近なものに恐ろしく長い時の流れが染み込んでいて、そんなものに囲まれて生きていることを今更のように面白く感じてしまう。
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