なんということもなく時が流れていく
せっかく日光の近くに住んでいるからと始めてみた日光彫も やっと1作目が出来上がっ た。すかし彫りによるお盆だ。図案は練習用のものから選んだものだし塗りは依頼したものだから彫っただけといえばそれまでだが、出来上がったのを見ると自分で彫ったとは思えないくらいだ、よく彫れている。
花はラッパズイセンのようだがあまり見かけない形をしている、彫りあがった後でそもそもこれは一体何の花だろうといぶかるのもおかしいが、まあ練習だからこんなものだろう。
日光は近くといっても40分くらいかかる、でかけるのが億劫になる、が、これはもう少し続きそうだ。
渡良瀬遊水地の土手にコミミズクが毎日出て飛び回っているとの話が有名になって先週には下野新聞の1面に写真がでるまでになった、ちょっと遠いが今日は温かくて風も弱くてそれにそろそろ騒ぎも下火になってきたかもしれないと出かけてみた。湿地資料館で情報を仕入れて1時半頃にくだんの土手に様子を見に行ってみると既に沢山の人が待ち構えている、しかし何回か来ている人が多いのかのんびりしていて必死さがないのがいい。ともかくまだ出てくる時間でもないので鷹見台に行ったり葦原を歩いてチュウヒの飛んでいるのを眺めたりして3時半頃に土手に戻る、今度は見物人が大分増えて、もう満喫した風さえある、見ると土手の下のくいにコミミズクがとまってキョロキョロしている。カメラを構えようとするとやにわに飛び始めた、一斉にシャッター音がして、一つ右のくいまで飛んでまたキョロキョロしている、見物人を眺めながら面白がっているようにさえ見える、毎日こんな調子なのだろう、なかなかの余裕だ。
鷹見台で時間をつぶしている時 前橋から来たという人が話しかけてきて、宇都宮、それは近いですね、とくる、かなり頻繁に来ているらしくコミミズクはもう3回目だという、1時間半くらいの遊水地が遠く感じるようでは、少々年をとったかと思ってしまう。
なんということもなく時が流れていく、いつまでこんな調子で流されていくのだろうか、時々そう思う
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