地震その3
地震の影響からまだまだ逃れられない。
海外の目がリビア危機を押しのけて日本へ向かっている、特に米国のテレビを始めとする報道が空前のものとなっている模様は村上龍のJMMに冷泉彰彦氏が2度にわたって寄稿しているレポートから生々しく伝わってくる、欧州のメディアとは違う皮肉さがないアメリカらしい素朴なメンタリティが日本に向かっている様子がアメリカという国をまた見直す気持ちを与えてくれる。依然として日本という国は最前線に立っているようだ、日本のバブル崩壊の有様を見つめてきたバーナンキがそこで学んだことからFRB議長としてリーマンショック後の回復に立ち向かっているように、この地震・津波・原発という3重の災害と全力で戦っている日本から世界は学ぼうとしているようだ。今回の原発の事故は温暖化問題を原子力である部分解決しようとしていた世界の流れに大きな影響を与えるだろう、或いは電気自動車にも疑問符がつくかもしれない、答えがない問いかけに答えを求め続け
なけねばならない宿命をいつからか日本という国は背負い込む役回りとなったように思える。
今度はどんな偉大な教訓を残せるだろうか、それとも力尽きるだろうか、ともあれ時が結末に導いてくれるだろう、これではまだまだ死ねない。気楽な日々がなつかしくもある。
また余震だ、人は真に地球の一部であることを繰り返し思い知らされているようだ。
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