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2011年10月25日 (火)

世界は知らないことで満ちている

宇都宮はギョーザの街で売ったが今は自転車の街としても少しは名が通ってきたような気がしている。この週末、市内でジャパンカップサイクルロードレースが開かれ、イタリア、デンマーク、カザフスタン、オーストラリア等の世界の強豪チームが現れた。ツールドフランスで争っているトップチームも4チーム参加している、ハイレベルな競技だ。
本番の前に街なかで通りを通行止めにしてスピードレースを行うクリテリウムという競技が開催されたので見に行った。野外で行う競技はとにかく無料で観戦できるのがいい。小雨だがJapancup2011 たいそうな人が集まっている。目の前を過ぎる自転車が早い、どれがどれだかわからない、声援が大きい片山右京の姿はばてかけているのかゆっくりになっていて解りやすい、でもそれくらいだ。後で優勝者はオーストラリアのチームと解ったが見ているときはイタリアとばかり信じていた、事前に少しは勉強しておかないと楽しみの深さも半減以下だ。でも最後の周回でゴールに殺到する有様は迫力がある、それまでは駆け引きをやっていたのが最後にJapancup2011a 遂に全力疾走になる、自転車レースのおもしろいところだ。
本レースも終わってネットで色々見ていたらアジア最高峰の自転車レースとの解説に行き当たる、もう20年も毎年開かれているがそこまでのイベントとは思っていなかった、コースのそばに住んでいながら情けなくなる。本当に知らないことばかりの世界を漂っている、いつまでたってもそう思う。世界は果てしなく多層で深い、だからこそ飽きずに生きていけるのだろう、嘆いてばかりいてもしょうがない。

もう冬もそこまで来ている。同じ冬だが毎年違う、今年の冬はどんな空気を運んできてくれるだろうか。

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