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2011年12月15日 (木)

ジョウビタキがやっと来て

2日ほど前のことになる、仕事から帰ると家人がジョウビタキ来たわよ、とある。やっと来た、やはりこの寒波のためだろう、寒さを逃れるようにしてやってきたのだろう。ロシアから日本海を一気に渡るらしい、木枯らしでも吹き出さないとなかなか渡る気になれないのだろうか。
今年は生物の異変が気になる。春は花が妙に鮮やかだったし花つきが良かった。花は放射能の影響が直ぐに現れることで知られていて原発の軽微な事故も周辺のオシロイバナの異変で直ぐに解ることはもう40年も前から原発反対の人たちによって指摘されてきた、今年の北関東の花は多かれ少なかれその影響が出ていると思わねばならない。そんなことを思っていたらTORINOにフキの花の異変を示す写真と文があるのが目に入った、藤原新也氏によるものだ。9月発行だから随分見過ごしていたことになる。丹念な取材で福島のいたるところで花の異変が起こっているとあり 捩じれた奇妙なフキの花びら写真が掲載されている、そうだったのかと合点がいく。もっと周りをよく見なくてはならないのだろう。今年の春から夏はAzukinasi あちこちの花がとにかくキレイだった、放射線による活性化ホルミシス効果が起こっていたのだろう、サルが騒がしいのもそのせいかもしれない。人間も老い行く体にはいい刺激となるはずだが細胞が次々に生まれ出てくる子供にはとてもいいとは思えない、しかし影響から逃れることは出来ない。
地球上で得られるエネルギーは風力も太陽光も勿論石油も結局は太陽起源のエネルギーで 更に もとをただせば太陽のエネルギーは核融合だ。太陽は光や熱と共に夥しい量の宇宙放射線を発散している、人間の作り出した放射線なぞかわいいものだというのが宇宙の真実なのだろう、宇宙で得られるエネルギーは結局は放射能から逃れられない、ガタガタいわずに受け入れる、それが宇宙で暮らすと言うことなのだろう。
昨日はまた寒気が一段と流れ込んで カワラヒワが会社の敷地に10羽現れた、シジュウカラもいつになく鳴き合って騒がしい初冬を迎えている。変わり行く自然の姿ー勿論そこには愚かしい仕業とともにある人間の存在も含んでいるがーをただただ眺めるだけでも時を過ごしていく価値が充分にあるように思えてくる、来年はどんな風景が流れていくだろうか。

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