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2012年4月18日 (水)

宇都宮の桜開花日予測が今年もまたずれて

Sakura2012 庭の桜が満開になったと思えば冷たい雨が降る。ことしの我が家の庭の桜開花は9日だった、街なかよりもちょっと遅れるのはいつものことだ。

5日の木曜日の暖気の流入で宇都宮の街なかの普通の桜の蕾は殆ど膨らみきり次の日には花が開き始めたように思えている。金曜日の4月6日に気象台にほど近い会社の駐車場の見事な桜は開花した。しかし今年の宇都宮の桜(ソメイヨシノ)の開花は気象台観測結果では4月8日となっている、いささか感じが違う。数年前までは気象台発表と駐車場の桜は開花日はぴったりあっていたが近頃少し気象台発表は遅いような気がしている。標準木は大丈夫なのだろうか衰えてきたのではないだろうかと少々気になる。別に気象台の標準木が宇都宮の平均と一致しているというものではなくサンプル抽出に過ぎないのだけれどもサンプル数が少ないだけにデータの信頼性にどこか引っかかりを覚えてしまう。個人個人が情報発信となりうるこんな時代だからもっと多くの点のデータを使えば感じがあってくるのだろう。しかし思い直してみると この1本ときめて長い間信頼して見つめ続けるというのも頗る日本的で否定するべきものではない。出来るだけ多くのデータを取って平均する、統計処理する、いかにも合理的だ、しかしそこに生きている一つ一つの生き物の息遣いが見えなくなる。どちらが本当の姿を伝えうるか、二つの感性の間で揺れ動くのが普通の姿なのかもしれない、自分なりのそのままを見据えた方が良さそうだ。自分の中では駐車場の桜が開花した日を宇都宮の開花日としたい。4月6日だ。

事前の計算では宇都宮の開花は4月3日と推定していた。4月2日が最低気温が零下になったにしてもやはり推定は早すぎる。去年も4月3日と推定していて結局4月5日(駐車場桜)開花だった。積算日数から開花日と結びつけるのはいいとしても判定値を今まで20としていたものを21.1以上としなければならないことになる。花は何を感じ始めているのだろうか、パターンなのだろうか。数値的には開花日直前で最低気温が零下となる日があるとその日数分だけ積算日数が遅れるようだ、が、1ヶ月近く前からそんな日があるかないKaikayosoku かを予測するのはまだ出来ない。もう少し様子をみるのが良さそうだ、ともかく来年はこのパターンが続くとして判定基準を今年に合わせて暫定でずらして予想するほかないのかもしれない。

庭の桜も散り始め駐車場の桜は息を呑むような花びらのじゅうたんを作り出している。次々にシーンを変えていくこのスピードのある美しさが何度見てもたまらない。しかし ああ桜も終わりだ、せかされるように5月6月7月の遊びの計画が頭を巡る。風情とちりちりした時に追われる感覚、これが日本の感性の根っこかもしれない。

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