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2012年6月 5日 (火)

ヤマツツジと風邪

かぜをひいていたが少し無理して5月の終わりの日曜に東照宮裏山の稚児ヶ墓までのルートを登った。毎年この時期このルートで野鳥やツツジの移ろいを楽しんでいるのだが今年はツツジのいろどりが格別だった。なぜか今年は花がいい。この冬の寒さもあるが気Gyojya 温がキッチリ上がってメリハリがいいためではないかと勝手に思っている。天気のリズムがいいような気がしている、もっとも少々暴れ気味ではあるが。
行者堂から上り始める。ここは輪王寺の一部になっていて東照宮より歴史は古い。登山路も昔からの修験の道ということだろう。殺生禁断石の先の斜面を一登りすると笹の小道となるが笹が刈り取られたようにたけが低い。鹿が笹を刈ってくれたようだ、根こそぎ食べられると壊されてしまうのだがこの程度なら丁度いい加減だ。左の方のわき道へそれると一段とツツジが美しい。まYamatutuji るで広い庭園のようだ。笹も低くて歩きやすい。
西側の沢に落ち込む手前のあたりがゴヨウツツジやトウゴクミツバツツジも花開いていてことのほか良い。丁度昼時になって昼食をとろうとするとまるでまちかまえたかのようにキビタキが周りを飛び交って美しい声を聞かせる。姿もよく見せてくれてこれは贅沢だ。
標高1100m位で結構登ったことになる。近くの稚児ヶ墓を覗いた後 登ってきた道を引き返す、女峰山にかかり始めKibitaki た雷雲にせかされるようにして心地早足となる。いい時間は長くはない。むしろリズムがいいというべきなのだろう。遠くでゴロゴロくるがまだ雷光は見えない、まだまだ と のぼりとは光の変わったツツジを楽しみながら下る。下りもいい。

風邪は甘くはなかった、こじらせてしまった、久し振りに熱が出る。呼吸器系に弱さがあるのは前からだが年とともに弱みが表に出てくる、もう無理はやめろと警告しているようだ。10日もたつがまだよくならない。いい思いがあれば代償を払うはめになる、そんなものさとあきらめる、受け入れる。こんな風に流れて行く時がむしろ好ましくさえある。もう6月だ。

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